このページでは、星川小児クリニックの保育士の東祐三子さんが、2007.5〜2008.2にウガンダに渡り、AIDSで親をなくした孤児のための孤児院でボランティアをしてきたときの思い出の写真を飾ってあります。 |
ウガンダに来て、最初に感じたことは、こどもたちは、どこの世界でも同じだということ・・・ |
おかえり。ずいぶん日焼けしたみたいだね。 |
日本に帰ってきてから、一緒にウガンダに行った友達と温泉に行ったんですけどね、日本の人って白いなあとあらためて思いましたよ(笑) |
ウガンダで子どもたちと一緒に生活してみて、どうだった? |
最初に感じたことは、子どもたちってどこの世界にいても同じだっていうことなんです。泣いたり、笑ったり、怒ったり、叫んだり。やることはみんな同じだなあと思いましたよ。 |
保育園みたいな感じ?その子たちと一日中一緒にいるの? |
それがね。そうでもないんですよ。ウガンダの孤児院では、スタッフはほとんど子どもと一緒に遊ぶってことはしないんです。 |
スタッフは何してるの? |
スタッフも、自分のやりたいことをやりたい時にやっているんですよ。昼寝だってしてますよ。 |
なんかさぼっているみたいだね(笑) |
日本だったらそうなっちゃうけど、でもそれが自然体っていうのか、ウガンダではいい距離感なのかもしれないと思いました。それでも子どもたちは、スタッフのことが好きで、スタッフが出かけてしまう時に子どもたちが泣いたり、逆に泣いているときにスタッフの傍にいくと泣きやんだりもするんですよ。 無理をして何か子どものためにやってあげようとしなくても、子どもとの関係は作れるのだなあと感じました。いつも傍にいてくれるだけで安心して子どもは生活していけるような気がします。 |
そうなんだ〜。日本でそれをしようと思ってもなかなか難しいね。子どもたち、悪いことなんかして怒られたりしないの? |
スタッフはあまり子どもたちをしかったりしませんでしたね。ちょっとぐらいの怪我や洋服などの汚れとかはあまり気にしないし、時間の制約もそれほど考えてないので、子どもがのびのび生活しています。でも、ルールを守らない時などは子どもたち同士で注意していましたよ。だから、スタッフは決して甘やかしているのではないんだと思います。よく考えてみると、本当に叱らなくてはならない事はすごく少ないのなのかも・・・って思いました。 |
とことん自然体なんだね。 |
そうなんです。ウガンダの大人たちはもうちょっとがんばって欲しいなってところもあるんですけど(笑)、子どもたちは無理せず自然体で育っているみたいですね。でもそうすれば、大人も子どももストレスがないんじゃないかなって感じました。 |
ウガンダでは日本とか日本人の評判ってどうなの? |
ウガンダ人は日本に対して悪い印象はないみたいですよ。車はほとんどが日本の中古車。電化製品や洋服なども日本のものを使っていることが多いです。ウガンダ人は日本のものは品質がよく、また日本人は誠実でまじめだと評価してくれていましたよ。なので、日本の良いところをウガンダに伝え、ウガンダの良いところを日本に伝えられたらいいなと思っています。 |
ところで、日本に帰ってきたんだから、クリニックで働いてね。 |
え? |
画像へのリンク
■孤児院のこどもたち(2箇所の孤児院でボランティアをしていました。そのときの写真です)
■その他(ウガンダやタンザニアで出会ったこどもたち)